太陽光発電、4つの目的別活用術

太陽光発電を導入する場合はその目的をはっきりさせてから導入すべきである。
そうしないと目的が達成されたのか判断ができない。
目的は大きく分けて「電力会社から電気を買わない(自家発電で全ての電気を賄う)」、余った電気を売って少しでも儲けたい。
発電した電気を全力売って儲けたい。
とにかく自然を保護したい、最先端技術が好きという経済面ではない自然保護派や最先端技術推進派。

 

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◆全量自家発電で賄う為の太陽光発電

太陽光発電システムに畜電池を付帯させないと消費電力の全量賄いは無理でしょう。
太陽光発電は夜になると発電能力が無くなりますから、電力会社から夜間電力を買うか、もしくは昼間発電した電気を蓄電池に蓄えて夜間に使う。
「全量自家発電で賄う」ことが目的ならば「太陽光発電」+「蓄電池」は必須である。平均家庭の月間電力使用量を400KWhとすると、1日の電力使用量は400÷30=13.3KWh/日。
日本の年間平均日照時間を1800時間として計算すると日当たりの日照時間は1800÷365日=4.93時間。
これだけの電力を太陽光発電で得るには、発電能力=13.3÷4.93=2.7KW。3KWか余裕を見て4KWの能力があれば良いことになります。

 

◆太陽光発電で余った電力を電力会社に売る

太陽光発電で得た電力を昼間に使い、夜は電力会社の安い夜間電力を購入する。
そして昼間に余った電力を電力会社に売る。これは非常に便利な使い方で、電力の管理をする必要がありません。10KW以下の家庭用太陽光発電を導入すればよく、昼間の発電量を自家消費して余った電力を電力会社に売ります。
たとえば5KWの太陽光発電を導入した場合に、昼間に4時間発電し5KW×4時間=20KWhの電力を得ます。自家消費を4時間×2KW=8KWhとしますと余剰電力は20-8=12KWhとなり売電収入は12×31円=372円/日となります。
(10KW以下の設備能力では全量買い取り制度は適用されません。)

 

◆太陽光発電で得た電力を全量電力会社に売る

全量買い取りの制度を活用するには、10KW以上の発電能力がある太陽光発電を導入する必要があります。
10KW未満では「余剰電力」買取制度の対象となり全量を売却する事は出来ません。
10KW以上の能力を有する太陽光発電設備を導入するには太陽光パネルを設置する、ある程度広い土地が必要になります。従って個人で導入するにはマンションやアパートのオーナーもしくは遊休土地を保有している人が対象になります。(もちろん土地を借用して10KW以上の設備を導入することもできます)。
全量買い取りは「買い取り価格」が年々安くなってきますから、早めに設置した方が有利なように見えます。
買い取り価格は2010年には48円/KWhであったが、42円(2011年)、38円(2013年)、31円(2016年)となっています。利益計算は設備導入費にも深くかかわりますから、安く太陽光発電を導入することも合わせて重要になってきます。

 

◆訪問販売の太陽光発電は契約しない方が良い

太陽光発電のトラブルで多いのは訪問販売員の巧みな話術で高齢者が契約し、法外な値段を支払ったり、予想通りの発電量が得られなかったというものです。冷静になって考えれば分かるのですが、その場の雰囲気や販売員の熱気や情熱に負けてしまいます。知らない人間を無条件に信じることはやめた方がよろしいでしょう。数万円の買い物なら、あきらめがつきますが、安くても200万円位、高くなると数百万円の出費になりますから、慎重に見積もりをし、比較し、納得してから設備を発注しましょう。太陽光発電システム契約を契約する時に「訪問販売」を選ぶのは良くありません。

 

◆一括見積もりや複数社見積もりが鉄則です

信頼できる施工業者や複数社に見積もりを出す、一括見積もりを活用するなど、価格を安くする努力は無駄にはなりません。
せっかく電気を販売して収入を得られるようになっても、短期間で設備償却ができなければ利益につながりません。発電した電力を全量売却することが目的の人は「採算性」「事業性」を最も重要視しまから、安く設備を買うことが最重要課題になります。

誠実な業者であり長く付き合っているなら1社見積もりで発注することも良いかもしれませんが、やはり他の業者にも見積もりを出しましょう。見積もりは「総金額」だけではなく、その中身もシッカリと比較しましょう。

 

◆地球環境保護に貢献したい!新技術が好き、という意思を表明する

利益や経済効果で太陽光発電を捉えていない人もいます。新技術が大好きな好奇心豊かな「新技術大好き派」、CO2排出「0」で地球温暖化防止に貢献したいと言う「社会貢献派」など、最先端技術や社会貢献の道を歩きたい人にとって太陽光発電は非常に好奇心を満足させてくれるプロジェクトである。

子孫に美しい地球を残したいと考えている人にとっても太陽光発電は好都合なのだ。自然エネルギーの中でも騒音や悪臭のない「静かな」発電方式で御近所迷惑はない。
(景観の悪さを指摘する人もいますが、太陽光パネルの配置で対策できる部分もある)

目的がお金ではありませんから、最先端技術派は少々設備が高くても最先端の製品を選び、社会貢献派は実績のある太陽光発電システムを導入して確実にCO2発生量削減に貢献しようと考える。